私、齊藤は大阪に住んでおります。
今、大阪を端的にあらわすキーワードと言えば「橋下知事」かもしれません。
非常に注目度の高い知事ですので、ニュースや新聞で「橋下知事」という
言葉を見かけない日がないというぐらいに、よく見ます。
賛否両論ある知事ではありますが、大阪に関心が向いてくれているというのは、
良い事だと僕は思ってます。
その橋下知事が、昨日、上海万博の会場の視察に行き、その事について、
「コンセプト次第です」と言っていた言葉が、少しひっかかりました。
橋下知事、大阪セールス熱く 上海万博会場を視察
コンセプト次第といわれると、「なるほど・・・」と思ってしまいがちですが、
改めて、コンセプトって何?と考えると、実にあやふやな言葉のような気が
するのです。
そこで、コンセプトの認識を確かにしようと、少しだけ調べてみました。
辞書では、コンセプトは【概念】という意味が書かれています。
ただ、私にはその概念という言葉ですら、何かフワフワしています。
概念って何?
と思ってしまいます。
そこで、概念という言葉を調べてみますと、「ある事実の概括的な意味内容」
と、ますます分からない説明が書かれています。
コンセプトとは、随分難しい意味を持った言葉なのだな・・・と思うと同時に、
その割には、良く耳にする言葉だとも思います。
そして、感覚として、コンセプトという言葉の意味は1通りではないようにも感じます。
そこで、私なりの解釈での「コンセプト」を書かせていただきます。
コンセプトを理解するためには、先ず、そのコンセプトの主語を明確にする
事が第一歩だと思います。
「○○のコンセプト」という言葉の○○の部分ですね。
その○○を先ず、明確にする。
そして、何を達成するための「○○のコンセプト」なのかという、目的を
明確にする事で、1つの文章になります。
【XXという目的を達成するための、○○のコンセプト】
という文章です。
こうする事で、なんとなくコンセプトという言葉の立場が見えてきませんか?
その文章に色々な事柄を当てはめると、コンセプトという言葉の
意味が明確になります。
例えば・・・
新入社員を採用するため面接担当官に、あなたが任命されたとします。
その面接の目的は、「自社にとって良い社員を採用する」という事です。
そして、良い社員を採用するためにチェックするポイントとして挙げる、
・服装がキッチリしている
・敬語が使える
・アドリブ力がある
などが、コンセプトなのではないだろうか?
と私は思っております。
もっと身近なところで例を挙げますと、「夫婦生活を長く続けるための秘訣」も、
いわゆるコンセプトだと思います。
目的は、夫婦生活を長く続ける。
主語は、夫婦。
1つの文章にすると、「夫婦生活を長く続けるための、夫婦のコンセプト」。
文章としては違和感がありますが、長く続けるためには、どのような夫婦で
あろうとするのか、という方針や目標がコンセプトではないでしょうか?
少し言葉を変えて、「夫婦生活を長く続けられる夫のコンセプト」とすると、
どのような夫なら、夫婦生活を長く続ける事が出来るのか、という違う角度での
方針や目標がコンセプトになります。
私達のビジネスでしたら、ホームページ制作業ですので・・・
「売上を上げているホームページのコンセプト」と定義すれば、売上を上げて
いるホームページに共通する考え方や、ポイントを列挙したものが、コンセプト
という事になります。
また、「○○という業種で、XXのようなお客様を多く獲得するホームページの
コンセプト」とすると、ある業種で、ある特定のお客様を獲得するホームページ
を作る上での注意点やポイントが、コンセプトという事になります。
冒頭の橋下知事の上海万博に出店するためのコンセプトとして、
「環境先進都市・水都大阪の挑戦」
というコンセプトを挙げておられますが、このコンセプトは、上海万博に
出店する事を、大阪府民に理解してもらうためのコンセプトだと思います。
これとは別に、「大阪が上海万博で成功するためのコンセプト」という
切り口が必要になってくると思います。
例えば、「世界中の人に大阪の技術力を見せて、ビジネスの出会いの場とする」
というようなコンセプトでしょうか。
(・・・あ、このコンセプトは、環境とか水都とか関係ない感じですね。)
コンセプトとは何?という単体で意味を考えるよりも、コンセプトの前後を一緒にする事で、
コンセプトの意味や役割、立場が見えやすくなると思います。
ある時はルール、ある時は方針、ある時はポイントだったりしますので、
前後を見る事がコンセプトを理解する上では重要だと思います。
飽くまで私の考え方ですので、1つの考え方として何かの参考にして頂ければ幸いです。